姫路城の
歴史の中にはいくつかの伝説も残っています。
姫路城には、あの
宮本武蔵の妖怪退治の伝説があります。
木下家定が城主の時代に姫路に立ち寄った武芸者 宮本武蔵は名前を隠し姫路で足軽奉公をしていました。その頃、城内では天守に妖怪がでるという噂が広まっており、おそれをなしてまともに城の見張り番のを勤める者がいない状態が続いていた時に、武蔵だけが平気で夜の番を勤めていたことが家老に知れ名高い武芸者であることがばれてしまい、木下家の客分にとりたてられた武蔵に妖怪退治の命が下りました。
宮本武蔵はある夜灯ひとつを持って天守閣に登り、3階の階段にさしかかった時に凄まじい炎が吹き降り、地震のような音と振動が…。
武蔵が腰の太刀に手をかけたとたん辺りはまた元の静けさに戻ったという。4階でもまた同じことがあったが、構わず天守へ登り、明け方まで番をしていた。
うとうとしていた武蔵の目前に美しい姫が現れ「我こそは当城の守護神、刑部明神なり。そのほうがこよい参りした為、妖怪は恐れて退散したり。よって褒美にこの宝剣を取らす」といって姿を消し、武蔵の前には白木の箱に入った名刀郷義弘が残されていたという伝説。

天守最上階に刑部大神が祀られています。
これ以外にも姫路城には妖怪伝説がいくつかあるようです。
大工の棟梁・桜井源兵衛の話や播州皿屋敷・お菊井戸の話なども興味があるのでまた調べて 〜姫路城にのこる伝説2〜 でも書こうかと思っています…
姫路城